滋賀県主催の「あなたの商品をPRしよう!6次産業化研修会【実践編】」に講師として参加しました。

<目次>

    8月28日と10月7日に滋賀県農政水産部主催の「6次産業化研修会」にお招きいただき、デザイナーの森岡が「あなたの商品のチラシ作り」というテーマでセミナーを行いました。

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    農家の方々が「1枚のチラシ」を作るために必要なことは何か?

    6次産業化とは、農林漁業者(第1次産業従事者)による、原料の加工や販売など経営の多角化を目指す取り組みのこと。農林水産省のWEBサイトによると、平成25年度に6次産業に取り組んでおられる方は41.4万人、加工・直売の売上は1.9兆円に至るそうです。

    この6次産業化を支援する取り組みは、地方を中心に広がっています。お話を伺っていると、農家の方々にとっては生産・加工までは得意分野ですが、実際にお店で販売していく段階で悩まれることが多いそうです。
    確かに、実際のお店では、商品のパッケージやチラシが売り上げを左右するでしょう。それらの販促ツールをすべてプロデュースし、自分たちで作っていくのは大変な労力です。

    農家の方々が1枚のチラシを作る上で、知っておかなければいけないことは何でしょうか。そのような視点で今回のセミナーを組み立てました。

    前編: 何を、誰に、どのように伝えるか?

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    参加者の皆さんには自分たちが実際に作って販売している商品を持ってきていただきました。

    すべての広告の基本となるのは、まず商品の強みを洗い出すこと。それから「何を」「誰に」「どのように」伝えるかです。
    そもそも商品は、きちんとターゲットとコンセプトがイメージできていないと、どんなにきれいなチラシを作っても売れません。ワークショップや発表を交えながら、まずは参加者の方ご自身に、コンセプト作りの大切さに気付いていただく。そして今後の商品作りに活かしていただくことを大きな狙いとしました。

    原料作りから商品企画・加工・販売までをされている方たちだけに商品への思い入れはひとしお強く、グループ発表では活発な議論が交わされとても盛り上がりました。

    後編: 実際に作ってきていただいたチラシの講評

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    参加者の皆さんには、宿題として実際に1枚のチラシを作ってきていただきました。
    そして提出していただいたすべての作品に、私の方から講評をさせていただきました。

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    皆さんとても熱心に、楽しんでチラシを作っていただいたようでひと安心。商品に込められた想いやストーリーを表現してくださったり、かわいいイラストを描いたり、紙をくっつけて仕掛け絵本のようにしている方もいらっしゃって、たくさんの創意工夫を感じることができました。

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    二日間を通して、普段接することの少ない方々とお会いすることができて非常に貴重な体験となりました。
    また、実は滋賀県在住の私にとって、自分の経験が少しは地元の役に立つのかなと感じられるうれしい時間でもありました。

    参加者の皆さん、ありがとうございました。今度はいち消費者として、皆さんの商品とチラシに再会できることを楽しみにしています!

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