何を書けばいい?企業ブログをはじめよう<その1>
自社のブログを持ってるけど、いつのまにか更新が止まってしまった…。何を書けばいいのかわからない…。そんなお悩みをお持ちの方は多いと思います。弊社ブログでも同じです。日々の業務がある中で、ブログの更新までするのは大変ですよね。
そもそも、企業ブログには何を書けばいいのか?
よくあるのが、「社員ブログ」と称して結局日々のランチや飲み会の写真をアップするというもの(たまにならいいのですが)。このようなブログが支持されにくいのは、皆さまも実感として感じていらっしゃると思います。
社員の日々の食事のことは、どうでもいい。
それは「求めている情報と違う」からです。個人ブログであれば、読者はそのブログの書き手自身のことが知りたかったり、その人のセンスが知りたくてブログを読みにきます。でも、企業ブログを読みに来る人が知りたいのは「その企業の中身」であって、従業員の日々の食事ではありません。
ブログを立ち上げるときに、まず考えるべきこと
企業のホームページはいわば「公式情報」。それに物足りなさを感じる相手に、ブログの真価が発揮されます。
どんな人が働いているのかな?ビジネスの相手として信頼できるのかな…?などなど。きれいに作り込まれた公式情報じゃなくて、実際に触れられるような中身が見たい。読者は、ブログの内容だけでなく、その記事からにじみ出る“人柄”を感じたいと願っています。
ブログを立ち上げるときに、押さえておきたいことはとってもシンプル。
(1)どんな人に読んでほしいのか
最初に、どのブログが「どんな人向け」なのか考えましょう。新規のお客様なのか?既存のお客様なのか?それとも一般消費者なのか?…読んでほしい人のことは、できるだけ具体的に想像しましょう。特に「悩み事」と「興味のあること」の2つがポイント。普段接しているお客様の顔を思い出すとイメージできそうですね。
たとえば、AMRではブログを開設するときにこんな決めごとをしました。
- タイトル:中小企業のWEB担当者を応援する情報サイト
- ターゲット:既存のお客様/中小企業のWEB担当者
- 目的:発信する情報を日々のサイト運用に役立ててもらう
- 運用ルール:各自月1本アップする。毎回画像を用意する。
最初に読者や目的を共有すると、複数人でブログを書いているときにもテーマがぶれにくいです。
(2)その人にどうなってほしいのか
次は、ブログの読者に、読んでもらった後にどうなってほしいのかを考えましょう。このとき、すぐにお問い合わせに結びつけようとか、モノを売ろうということはあまり考えないほうがベター。今どきの読者は商業的なニオイに敏感なので、広告臭くなったらすぐに逃げてしまいますし、「売らなきゃ!」と思うと、毎日のブログが途端に難しく、つまらないものになってしまいます。
長く続き、愛される。そして何より楽しんで続けられるブログを作るために、「この商品を買ってくださる方を笑顔にしたい」「困ってるお客様を助けたい」といった素直な想いをゴールに設定しましょう。
(3)ブログ執筆ルール
最後に、実際にブログを継続していくための仕組みづくり。これは超重要。なにごとも続けていくのがいちばん難しいからです。必須になるのは、複数人で分担すること。そして月に1本などのルールを決めること。担当者が一人で背負い込むのはしんどいです。1人月に1本ずつでも、3人なら月3本、4人なら月4本更新できますよね。
AMRでは月に1度「ブログ会議」を行い、各自が次に書くテーマをその場で決めてしまうことにしました。できるだけ本業に負担の出ない、無理のないルール作りを心がけてください。
ブログはお客様へのプレゼント
ブログやホームページやSNS、すべてに共通することですが、大切なのは「お客様に喜んでもらうことを目的にする」ことです。家族や友人にプレゼントを選ぶ時のことを想像してください。その人の好きなものや、欲しがっているものを探しますよね。
ブログでも同じです。どんなお客様に読んでほしいのかな?をイメージし、その人の喜ぶ顔を思い浮かべてください。逆にいうと、その人のことを知らないと、喜んでもらえるプレゼントを選ぶことはできないでしょう。
私たちのブログも、もちろんまだまだ発展途上。まずは書いてみることを繰り返しながら、皆さまに役立つ情報を発信していければと思っています。
次回は、具体的な記事の書き方を見ていきましょう。
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